2015年からシトロエンがDSブランドを独立させてアウディに対抗するプレミアムブランドにする、と発表したのは昨年です。そんでもって、少なくともヨーロッパ市場では”シトロエン”という名称も使わないとのこと。
プレミアム性を持たせるには”シトロエン”という名称は邪魔ってワケですか、そうですか。シトロエン乗りにとっては複雑な気分ですよ、シクシクシクシク(T_T)
当然このDSブランドは中国市場がターゲット。当然シトロエンとしては、DSブランドにラインナップされるクルマ達には
中国の皆さんに分かりやすいようなリッチ感溢れるエクステリアを持たせようと頑張るワケなんです。DSブランドのデザイン言語を「DSウィング」と呼ぶらしいのですが、クロムメッキに囲まれたグリルやワイド感を強調する造形など、どれもまぁ押し出しが凄くてですね(@_@;)
↑昨年のパリ・モーターショーで発表されたコンセプト「DIVINE DS」。全長は4,210mmというセグメントCでありながら、全幅はなんと1,980mm。確かにカッチョは良いのですが。
↑ワイルドルビーの市販ヴァージョンである「DS 6WR」。まずは中国市場に投入されるってところが、シトロエンが今如何に中国市場を重視しているかという現れですよね。全長4,550×全幅1,860×全高1,610mm。
↑中国マーケット専売の「DS 5LS」。DS5をベースにしたセグメントDセダン。やはり中国マーケットだけは3ボックスが必要との判断なんでしょうけど。
うーむ、ワタクシもともとメッキ加飾が好きじゃないので、メッキ面積を如何に拡げるかを頑張ったようなこのグリルは気に入らないです。中国の皆さんの好みはこういうデザインなんでしょうが、
日本のシトロエン乗りは置いてけぼりにされている感が否めませんよね。日本のシトロエン乗りなんて数少ないんだから、無視されても仕方ないんですけどぉ(-_-;)
まぁ現行のDS3/DS4/DS5は、これだけ極端な方向性を打ち出される前に生み出されて良かった。
シトロエンの瀟洒な雰囲気を存分に感じられる素敵なクルマ達です。これらを今さら中国マーケット向けにいじくるのは難しいでしょ … と思っていたら、
DS5のフェイスリフト版が発表されちゃいました(゜o゜)
むぅ、やっぱこのツラか…_| ̄|○
まぁブランドとしての統一感を図るには致し方ない。後付けということもあって、他のDSブランドみたいにドカッと拡がった、
他車を威嚇するようなものではないことが救いですし(^_^;)
↑リヤスタイルは殆ど変化無しで一安心。
しかし、それより気になったのは、このクルマの車名が「シトロエンDS5」から「DS5」になっちゃったこと。
いよいよこのDS5から”シトロエン”が外されちゃったの! 車名は単なる「DS5」。ジャスト「DS5」。これだけ。うーむ、いよいよ始まったか…。願わくばこのDS戦略にて中国マーケットで儲けまくり、その豊富な利益を原資にフツーのシトロエンモデルの更なる発展進化がなされますように(>_<)
↑やっぱり期待はこのC4カクタス。日本発売がこんなに待ち遠しいモデルも久しぶりです! 早く見たい〜。