お年寄りの朝は早くて困りますなぁ。朝6:00に父親がセットした目覚ましが鳴りました。
おはよーございます。幸いにして雨は降っておらず、青空も拝めますよ(^^)
↑部屋からの景色。遠くに港が見えますね。
旅館と言えば朝風呂ですよ。さっそく父親と入りに行きました。昨夜は独占状態だったのですが、今朝は他に何人もの入浴客が。そりゃそうでしょう朝風呂の気持ち良さって筆舌に尽くしがたいものがありますもんね
アアアアこりゃ最高だー。その後は朝ごはんですよ。ワタクシ旅館の朝ごはんって大好きなのさ)^o^(
↑これぞ由緒正しきニッポンの朝ごはん。
腹がいっぱいになった後は、腹ごなしにちょいとホテルの周りでも散策しましょうか。父親はちょっと休みたいとのことなので、ワタクシ一人で周囲をぷらぷらします。
ちょいと歩くとすぐに港に到着(^^)/
↑防波堤や灯台の役目を担っていたという「常灯鼻」。近くに行きたいと思ったのですが、すんげー遠回りをしなければいけないために断念。
↑立派な建物で驚いたこれは五島観光歴史資料館。福江城の天守閣を模して建てられたそうで。そりゃ立派になるわ。
さて、今日は福江島からフェリーで移動する予定です。フェリーの出航時刻は10:40。その前にあちこち見ておきたいと父親が言うのでホテルは9:00にはチェックアウトしました。我らのi-MiEV君はホテルの方で充電しておいてくれたので、
出航時間まで思う存分走れますよ。とはいえあまり遠くに行くとフェリーに間に合わないので、近場を廻りますか(^^♪
↑福江武家屋敷通り。石垣がユニーク。石垣のうえに積まれた丸石は、戦の時は敵に投げつける武器にもなるそうで。
↑五島のシンボルである標高315mの鬼岳の園地。どでかい空間に身を置くと、それだけでストレスが消えていきそうですよ。
↑この鬼岳からの眺めが素晴らしくて。この神々しさったら。
なんだか時間を忘れてノンビリしていたら、フェリーの出航時間までそれほど余裕が無い状態に。慌てて福江港までi-MiEV君を飛ばします。
なんとか20分前に到着しました。アブネー。ここでi-MiEV君とはお別れです。ううう、君に乗れて良かったよ。さらばじゃ(T_T)
で、港で我々を出迎えるのは
野母商船のフェリー「太古」。神奈川県民としてはフェリーとしてアタマに思い浮かべるのは久里浜〜金谷のフェリーですが、それに比べるとなかなかスマートな船体じゃないですか(^o^)丿
↑遠目には客船に見えます。クルマの出し入れはお尻から。
出航時間の10分前ほど前に乗船します。だだっ広い広間である二等船室は船の前後2ヶ所にありますが、我々が陣取った後ろの方の客室にいる乗客は
我々二人も含めてたったの4人ですよ。うーむ、経営は大丈夫なんでしょうか(^_^;)
↑んもう、がーらがら。
さーて、10:40になりました。我々の次の目的地は主に
中通島・若松島で構成される新上五島! フェリーで2時間弱の船旅です。ワタクシそんな長い時間船に乗るのは初めてですよ、わくわくわくわく。さー、いよいよ出航でーす!(≧▽≦)
↑福江島よ、また来るねー♪
空には青空が広がっており、海は実に穏やか。船もほとんど揺れません。いやー、これは快適です。なにせ旅行前の天気予報は雨だったのですから、今のところそれが外れてくれて大助かりですよ。気分が良くて、
殆ど甲板で風に吹かれていました(^_^)
↑中通島と若松島に挟まれた航路に突入。
↑若松大橋を真下から。スケールは違えど、シドニーブリッジを思い出します。
極めて順調に、
ほぼ予定通り12:30に中通島の青方港に到着! さっそく業者さんと待ち合わせて、島内観光のために手配していたレンタカーを受け取りましょう。クルマはもちろんこれでーす(^^)/
↑また会えたね!(違うクルマだけど) 名付けてi-MiEV君2号! まぁせめてボディカラーが違っても良かったかもと。
もう時間は13:00近く。お腹が空きました。やっぱり五島といえば魚。
だったら寿司でも食べに行きますか。昨日たんまり買ったしまとく通貨を使える店が掲載されているガイドにも寿司屋さんがたくさん載っていますからね。とりあえずランチをやっているか電話で確認してから行きますか。土曜日だからやっているに決まっていますけど、念のためね、念のため(^_^;)
寿司屋A「
すみませーん、ランチはやっていないんですよー」
寿司屋B「
うちは夜だけの営業なんですよ、すみませんね」
寿司屋C「
夜の仕込みがあるのでランチはしていないんですよ」
この後寿司屋Fくらいまで電話してみましたが
全滅ですよ、しくしくしくしく。思わず目の前にある「Hotto Motto」で焼肉弁当でも買ったろかとも思いましたがな。仕方なく寿司屋を断念して何件か電話したら、五島うどんを出すお店を発見。五島うどんは昨日の昼食でも食べたような気がしますし、夕食でもお椀で出てきたような気もしますが、文句を言っている場合じゃありません(>_<)
↑有川にある「竹酔亭」さんにて。少しでも気分を変えたくて、五島牛ビーフカレーのどんぶりセットにしました。
なんとか腹ごしらえできました。それでは島内観光にレッツゴーです。
この上五島も福江島と同様に教会の宝庫。また心を洗いにいきますか。最初に向かったのは、有川地区にある頭ヶ島教会です。しかしこの新上五島、なだらかな福江島に比べると相当アップダウンがきついですね。どんどんバッテリーメーターが減るのには焦ります(゜o゜;)
↑なので頭ヶ島教会近くの充電ステーションで、さっそくお食事です。
↑なにやら人もいない最果ての地といった趣のところに立地する「頭ヶ島教会」。その存在すら奇跡を思わせるのに、これはなんと石造りの教会ですよ。なんたる重厚感。
またもや存在感に圧倒されて、クラクラしちゃいます。周囲は波音と風の音しか聞こえません。なんだか涙が出そうです。知らぬ間にここで一日過ごしちゃうんじゃないかという勢いでぼーっとしていたら、
いきなり観光バスが現れて大勢のツアー客がワラワラと。我に返って退散しました。時間も限られているし、次にいかないと(^。^)
↑ここもとってもキレイだという「蛤浜海水浴場」。うーむ、潮がひきすぎていますね。もうちょっと潮が満ちていて青空が出ていたら、白い砂浜と青い海が映えるんだろうなぁ。
↑同じく有川地区にあるレンガ造りの「鯛ノ浦教会」。ここのレンガには長崎に落とされた原爆により被爆した浦上天主堂のレンガも使われているのだそう。
↑「鯛ノ浦教会」のルルド。なにやらお告げの現場に居合わせたような気分になります。
しかし、
どうして教会の内部って撮影禁止なんですかね。どれもこれも本当に荘厳で、カメラに収めたい誘惑に駆られますよ。ま、フラッシュがミサの邪魔にならないようにという配慮なのかもしれませんね。ワタクシは絶対にフラッシュなんてたきませんが、なかには解除せずにピカピカ光らせまくるボケナスがいるのかもしれません(-_-;)
↑上五島地区の「青砂ヶ浦教会」。ここのステンドグラスは本当にキレイなの。撮影したかったなぁ。
てな感じで島内を巡っていたら、またi-MiEV君2号のお腹が減ってきました。うーむ、福江島と違って道が登って下って登って下っての繰り返しであるこの新上五島は、どうやらEVのバッテリーには厳しい様です。
なにせ上り坂はEVがもっとも苦手とするというハナシですからね(@_@;)
↑なので、新上五島町役場の急速充電ステーションで再びお食事するi-MiEV君2号。周りが観光地じゃないから充電している間ヒマでヒマで。
よっしゃ、i-MiEV君2号も腹八分目になりました。再び観光にGOです。
とはいえこの段階で既に17:30くらい。うーむ、せいぜいあと廻れるのは一か所くらいですか。じゃあ比較的近いところにある教会に行きましょう(^O^)/
↑狭ーい坂道を上がったところにある、上五島地区の大曽教会。地元の方が大勢集まって、ロザリオの祈りをとなえていらっしゃいました。
↑近くでのサンセット。見てくださいよ、この美しさ…。泣きそう…。
それでは宿に向かいましょう! といっても宿は中通島から南下して橋を渡った若松島にあり、ここから30kmもあります。
さー頑張ってくれよ、i-MiEV君2号! 当然のことながら渋滞などなくそもそも信号なども無いので、どんどん距離を稼げます。その調子だ突っ走れ、i-MiEV君2号ッщ(゚Д゚щ)
もう辺りはすっかり暗闇に。若松島に入り宿に向かう海際の道に入ると集落が全く無くなり、道沿いには街路灯なども無いので、
ちょっとi-MiEV君2号のライトを消すと漆黒の闇に。…って、あれ? i-MiEV君2号のライトに照らされたところに動物がいますよ?
↑なんと親子と思われる鹿が。
いやー、今日の宿はすっごいところにあるんですねぇ。こんなところはやはり無音で走ることができるi-MiEV君2号がぴったりでしょ。てなワケで、今回の宿である「
一隅の宿 榊」には19:00前に到着しました。ご主人と奥さんが宿の前で待っていてくださいました(≧▽≦)
一隅の宿 榊
〒853-2311 長崎県南松浦郡新上五島町榊ノ浦郷407
TEL/FAX:0959-46-2233
到着した時は既に真っ暗闇だったため、上の写真は翌日に撮ったもの。
なんとここは一部屋しかない宿なのです。上の建物がこの宿の全て。なんて贅沢なんでしょうか。しかも一見何の変哲もないと思ってしまうこの宿の内装はホラご覧の通り、高級ホテルも真っ青のものなんですよヽ(^。^)ノ
↑ものすごく広くて快適な部屋! キングサイズにベッドが2台。これに手前の畳のスペースがあり、しかも無料のマッサージチェア付き。
↑食事する部屋は隣に設けられており、横のキッチンからお料理上手の奥さんが出来立てを運んでくれます。重厚感あるテーブルがステキ。
そしてお風呂に入った後は五島の海の幸がたっぷりの、宿の奥さんご自慢の料理がずらりと。いやー、マジですか?
これは凄い! まさに目移りしちゃう! そして宿のご主人がトークも軽快に、我々の食事にお付き合いくださいましたよ(ご主人は食べてはいませんが)。おかげで色々なお話を聞けました(^−^)
↑どれもホッペタが落ちそうな料理が。上の方にあるメジナのお刺身が、上手く旨味も歯応えもあって、鮮度も食べるタイミングも最高。その下のイサキのカルパッチョ、白ワインとともにいただきたいです。この他にも画面に映っていない料理があるのですから。
↑メジナの水炊き。このメジナ、少し火を通すと肉かと思うほどしっかりとした歯ごたえとなり、その中に旨味が凝縮されます。水炊きと言えば自動的にタラばかり食べているので、そもそもこんな食べ方があることにビックリ。
因みにこの宿、宿泊料金は幾らだと思います? 一泊二食付きでこれだけの内容を普通に考えれば20,000円を超えても当然だと思うのに、
ここは一泊二食付きで一人6,000円ぽっきりですよ! なんたる安さ! しかも翌日もまた様々なサプライズがあったのです。それはまた次回に。