遅まきながら、
新型ボルボV40に試乗してきました。グレードは1.6リッターターボを積む「T4 SE」というヤツです(^^)/
それにしても最近一気に見かけるようになってきましたね、このV40。スタイリッシュなボディデザインと、269万円からという価格戦略、そして9月末までは20万円もするオプションの「セーフティパッケージ」をサービスするという大盤振る舞いから、
この日本でも大ヒット。世間に一気に浸透したようで、ワタクシが見に行ったとき、その前に試乗していたのはおそらく70は優に超していると思われるオバーチャンですよ。V40を転がすオバーチャンだなんて、
とってもイカス!(≧▽≦)b
↑自分で選ぶならこの色にしそう。ボルボは様々なボディカラーを用意してくれるところが良いですよね。
オバーチャンがV40に張り付いて離れないので、しばらくはそのボディを眺めることにしますか。全高が1,440mmに抑えられているので全体的にロー&ワイド。遠くから近くから観察すると、
様々なラインが浮かび上がってきます。リヤスタイルなんて、良くこんな造形を思いついたもんですよね。シンプル極まりないワタクシのC4と対極という印象。いちゃもんの付け所なんて、グリルのなかにぺったり張り付いているミリ波レーダーくらいですよ。いやー、実にカッチョ良いヽ(^。^)ノ
↑一見後方視界が悪いんじゃないのと思いきや、なんの問題も無し。
↑このウィンドウ下のラインが4ドアクーペっぽいスタイルを生み出すのに効果大。
お、オバーチャンが15分くらいしたら離れてくれたので、ようやくワタクシの番になりました。
さっそくドライバーズシートに乗り込みます(^^♪ふーむ、オプションのレザーパッケージが装着していることも手伝っているんでしょうが、
なかなかの高級感を醸し出しているじゃないですか。このシンプルなデザインを構成するひとつひとつのエレメントがしっかりデザインされています。クロムが効果的に配置されており、お馴染みのフローティングパネルのヘアライン加工なんかも効果バツグン。全体が黒基調のインパネとかはワタクシ基本的に好きじゃないのですが、このV40なら積極的に選んじゃいますよ(^−^)
↑嫌みのない高級感で好印象。後付けNAVIをつけるのは難しそうだけど。すっきり感を壊さないためには、ディーラーオプションを選択するしかないかしら。
↑メーターデザインは「Elegance」「Eco」「Performance」のなかから選択できます。これは「Performance」。各々がまったく違うデザインなので楽しい。
ただし、身長179cmでありながら座高は身長190cmクラス、しかも無理矢理髪を立たせてボリューミーに見せかけているワタクシにとっては、V40のヘッドクリアランスは充分とは言えません。シートを一番下に下げても、髪の毛が天井にちょこっとささります。
髪形を7:3分けにすれば大丈夫そうですケド(>_<)
リヤに廻ると膝周りのスペースは充分。ただ足の置き所が凸凹していて、ちょっと残念。カッチョ良いリヤスタイルの弊害かラゲッジスペースはあんまり広くありませんが、
セパレートボードという折り畳めるパーテーションに工夫があって、日常の使い勝手はかなり良さそうです(^_^)
↑5人乗りとはいえ、リヤは4人用と割り切られています。それで良し。ワタクシのC4も5人乗ったことなんて2〜3回しかありませんもん。
↑このボードはナイスアイディア。ワタクシのC4にも似たようなものがついているけど、便利極まりないし。袋がぶら下げられるフックもついているし。
そんだば走り出しましょう。6段のDCTは、以前にV50に試乗したときよりも
更にこなれた感じ。ほんの少しアクセルを加えての発進時には若干ギクシャクするものの、それ以外はとっても滑らかで、出来の良いトルコンATの様に走れます(^^)
で、180ps/24.5kgmを発揮する1.6リッターターボエンジンはターボのクセを殆ど感じさせません。まるで3.0リッターくらいのNAエンジンのよう。なので、
踏み込むと豪快に速度を増します。通常のモードでも充分な加速ですから、パワーモードにしたら速さに文句ある人なんていないでしょ。ワタクシのC4とは比べられません。これで実用燃費は12km/lくらいというのですから、大したものですなぁ(^o^)丿
この「T4 SE」は17インチを履いていることもあり、なかなか引き締まったサスですね。ひとことで言えばスポーティなのですが、
イヤなゴツゴツ感ではありません。でも気になる人は16インチを履く「T4」というグレードにするという手もありますね。ぶっちゃけワタクシも16インチで良いと思うんですけど。
全体的に走りはキビキビしており、大らかでドッシリとしていたV50とはサスセッティングが大きく違います。まぁステーションワゴンとプレミアムハッチとは性格付けが違うんですから、当然っちゃー当然なんですけど(^_^;)
↑この角度が美しいクルマってステキ。それにしてもすんげーホイールだこと。
つーかね、
やっぱりこのV40の真骨頂はやはり安全装備ですよ。世界初の歩行者エアバッグはもとより、セーフティパッケージなんて「ヒューマン・セーフティ」「全車速追従機能付きACC」「車間警告機能」「ドライバー・アラート・コントロール」「レーン・キーピング・エイト」「ブラインドスポット・インフォメーション・システム」「レーン・チェンジ・マージ・エイド・急接近車両警告機能」「クロス・トラフィック・アラート」「ロード・サイン・インフォメーション」「アクティブ・ハイビーム」と、読んだだけじゃ何のこっちゃ分からない安全安心機能のテンコ盛り。ひえー(゜o゜)
まぁちょっとの試乗時間じゃ、これらの機能を体感することはないでしょ… と思っていたら、
あっちでビービー、こっちでピカピカ、なんか作動しまくりなんですけど! なんかワタクシの運転の至らなさをこのV40様に叱られているようです。これは凄い。旧型C4というローテクカーに乗っているワタクシなんて、アイドルストップが付いているくらいで未だにビックリしちゃうんですけど。時代は進んでいるんですなぁ( ..)φメモメモ
↑この歩行者エアバッグなんてボルボの真骨頂ですよね。これをラインナップのなかで一番下のクルマに持ってくるところが流石です。
…とね、こんな短い試乗時間でも、このV40にはかなり感銘を受けちゃいました。ディーラーの営業さんが言うようにこのクルマは4ドアのスペシャリティカーであることを考えれば、こんなにカッチョ良くて、走りはキビキビしていて、実用性も充分で、一点を除いて文句のつけようがない感じですよ。
いやー、これは売れるワケだわ。ぶっちゃけワタクシだって、最近試乗したクルマのなかではダントツでコレが欲しいですもん(^O^)/
じゃあその一点は何かというと、やっぱりヘッドクリアランスが足りないこと。
胴長短足のワタクシが悪いにしろ、常にワタクシのヘアが天井に触れているのはなんとも気になります。試乗車にはガラスルーフが付いており、その分ヘッドクリアランスを侵食していますので、もしかしたら通常のルーフにすれば解消するのかもしれませんけどね(^^)
↑開放感は素晴らしいのですが。
その点、ワタクシのC4は素晴らしいですよ。あの丸いルーフのおかげで、ワタクシの頭上にはこぶしが一個以上入るほど余裕がありますからね! 最新のV40に速さや燃費や安全性能や高級感で負けていようが、やっぱり8年も前にデビューした旧型シトロエンC4が
ワタクシにぴったりのパートナーなんだなぁ。ちょっと嬉しくなりながら、ボルボのディーラーを後にしました。でもV40、とっても良いクルマでした! 大ヒットするのも当然です(^^ゞ
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