今月25日(木)に発売されたばかりの三菱の
新型アウトランダーに、本日試乗してきました(^^)/
別の用件で出かけた際にたまたま三菱のディーラーの前を通りがかったら、アウトランダーの新型が展示してあるじゃないですか。
これは寄るしかないでしょう! そうしたら、感じの良い営業さんが、試乗してみませんか? とのこと。我が家のシトロエンC4は車検を通したばかりなので、これを買うことは無いですよ、とお伝えしたのですが、なるべく多くの人に乗ってもらいたいので、と仰ってくれるじゃないですか。
だったら乗るしかないでしょう!試乗したのは最上級グレードの「
24G Navi Package」。因みに初代アウトランダーには試乗していないので、それとの比較にはなっていないことをあらかじめご承知くださいね(^^ゞ
↑新型アウトランダー。三菱社内でも写真写りが悪いクルマだと言われているらしいです…。
まずは周りをクルリと。まぁスタイリングについては以前に散々書いてきましたからね。太陽の下で見るこの新型は、
写真や屋内で見るよりはマシな印象だったことはお伝えしておきます。伸びやかなスタイリングと言えばその通りですし。あの妙チキリンなグリルは最後まで見慣れなかったのですけどね。それにしても営業さんがずーっと「
皆さんにカッコ悪くなったんて言われるんですよー」とぼやいていましたがな。なんか気の毒。つーか、この営業さん自体もそう思っているみたいなんですけど(^_^;)
↑リヤからのスタイルもバランスは取れているのですが。
ドライバーズシートに乗り込んでみましょう。明るい内装が好きなワタクシとしては黒っぽい内装は好きになれませんが、高級感はそこそこありますね。ソフトパッドも使っているし、ナビシート側のカーボン調オーナメントパネルも悪くない。でもピアノブラックを使ったパネル部分が、
雲形定規で適当に描いたようなアールの取り方で気になります。うーむ、なんでこんな形にしたんでしょうかね(>_<)
↑まー、こういう落ち着いたインパネが好きな人もいるでしょうからね…。
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三菱自動車webサイトよりドライビングポジションは容易に合わせられます。ワタクシ身長が179cmですが、そのまま2列目シートに乗り込んでも膝まわりのスペースやヘッドスペースは充分。まぁ3列目シートは緊急用の域を出ませんが、あればあったで法事など大勢に乗り合わせるときなんかは便利でしょう。そして畳んでいるときのラゲッジは広大で使いやすそうです。うん、
一家に一台の実用車としてなら、これはなかなかの優れものではないでしょうか(^o^)丿
↑なんとテールゲートが自動開閉できちゃう。至れり尽くせりですなー。
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三菱自動車webサイトよりさて、プッシュスタートボタンを押してエンジンをかけましょう。お、なかなかの静粛性ですね。因みにミッションはCVT。クリープは弱めで、ブレーキペダルを話しても車体はさほど動き出しません。でも
ヒルスタートアシストが付いているので坂道発進でも大丈夫なんだよ、カミサン!
そしてアクセルを踏み込むと、なかなか軽やかな加速感。2.4リッターSOHCにしてはあまりトルク感がありませんが、軽量化されたボディが奏功しているようで、
大きなボディとは思えない爽やかな走りじゃないですか。まー、先日乗ったクリーンディーゼルのCX-5と比較すると、エンジンの力感は雲泥の差ですけど(-_-)
コーナーに差し掛かりステアリングを切ると、お! スイッと軽やかにノーズの向きを変えてくれますよ。うんうん、良い感じだぞ。でもステアリングフィールはちょっと気に入りません。軽いのは良いとしても、
あまり路面の情報を伝えてこないんですよね。我が家のシトロエンC4が伝えてくる濃密なインフォメーションと比較すると、その半分以下という感じ。因みにシートは固めですが、乗り心地は適度に締まっていて良好です。ロードノイズもうまく遮断できていますよ(^_^)
↑2,4リッターMIVEC。正直もう少し力感が欲しいです。
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carviewより…さて! さてさて!今までグタグタ書いてきましたが、
これらは単なるプロローグでございます。この新型アウトランダーのウリはなんと言っても、衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM」/車線逸脱警報システム「LDW」/レーダークルーズコントロールシステム「ACC」で構成されている「
e-Assist」ですよ! スバルのアイサイトが未経験のワタクシにとって、このようなドライブサポートシステムは生まれて初めてなのでーす。いやー、楽しみ楽しみ(^^♪
とは言っても街中での短い試乗時間では、衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM」を試そうと新型アウトランダーをどこかに衝突させようとするワケにいかないし、車線逸脱警報システム「LDW」を試そうとわざと居眠りし車線を外れるワケにもいきませんよ。だとしたら
残るはレーダークルーズコントロールシステム「ACC」。これをオラ試しちゃうぞ!(≧▽≦)
おぅ、ちょっと流れが良くなったので、さっそくステアリングのスイッチをオン! ステアリングについている小さなレバーをカチッ! このレバーで速度を設定! …おおおーッ
無事に前のクルマをロックオンしましたよーッ うわ、勝手に加速したと思ったら、勝手に減速しているー。わー、前のクルマが停まったらブレーキをかけて完全停止したー。
↑このステアリングの右側をかちかちっと。
※
carviewよりこーれーは、面白い!
面 白 す ぎ る う う う ぅぅぅぅぅぅスバルのアイサイトとどちらが優れているかなんて知ったこっちゃありませんが、この「e-Assist」、
良くできたサポートシステムです。一般道ではともかく、高速だったらこんなに楽できるシステムはありませんよ。我が家のローテクカーに付いている単なるクルーズコントロールでは、前のクルマに追いついちゃうと加速したり車線変更したりして面倒くさいことになっちゃうので、一番左の車線をビックリするほどの低速で走るしかありません。ところがこのレーダークルーズコントロールシステムだったら、もう何しろ前のクルマをロックオンさえしちゃえば必要な動作はステアリング操作だけ。もう
ドライバーズシートに正座していようがハイウェイを順調にクルージングできちゃうじゃないですか。いやー、これは凄いヽ(^。^)ノ
でもまぁ、一般道で使うときには問題点がひとつ。ロックオンしていた前のクルマが赤信号すれすれで交差点を通過したとしましょう。すると、このクルマにくっついていく我が新型アウトランダーちゃんは、
余裕で信号無視。そばにパンダみたいなクルマがいたらアウトですよ。ワタクシが免許取得以来維持してきたゴールド免許が「e-Assist」のせいで台無しになっちゃうじゃないのッщ(゚Д゚щ)
…というボケナス君は避けた方が良いと思いますが、こんな素晴らしいシステムがたかだか
95,000円で買えるなんてオドロキです。レガシィの9割にアイサイトが装着されているのも頷きますね。たしかにこの「e-Assist」、新型アウトランダーにとって充分ウリになっていますもん(*^^)v
◆レーダークルーズコントロールシステム「ACC」
・アクセルペダルを離しても一定速度を維持。
・設定した車間距離を保って走行。
・先行車が減速・停止すると、それに合わせて減速・停止。
※
三菱自動車webサイトよりいや、ここはひとつ考え方を変えた方が良いかもしれません! この「e-Assist」が搭載されている「24G Safety Package」は税込2,787,000円。だったら、2,787,000円でこの「e-Assist」を購入すると、
なんと「e-Assist」に新型アウトランダーが装備されてくると考えたらどうでしょう。クルマが付いてくるだなんて、なんとお得なシステムなんでしょーか。さぁ、皆も「e-Assist」を買おうじゃないか!
…というつまらないことを考えてないと、
ある不安がアタマから離れなくてですね。だって、例えばマツダCX-5のクリーンディーゼルを積んだ4WDグレード「XD」の価格は、税込2,790,000円なんですもん。幾ら新型アウトランダーの方が3,000円も安くてお得とはいえ、こんな価格差だったら「e-Assist」じゃなくて「クリーンディーゼル」を選ぶ人がいるかもしれないじゃないですか。営業さんに訊くと、来年に追加されるPHEVは補助金含めても約50万円もアップするということだしなぁ。あー、不安だわー。ちゃんとこの新型アウトランダーが、
三菱の思惑通り売れますように<(_ _)>
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