とうとう19日(水)になっちゃいましたよ。会津磐梯旅行も三日目、最終日です、しくしくしくしく。
雨も降っています、しくしくしくしく。今日は張り切ってあちこちを巡る予定なのになぁ(>_<)
↑ホテルの外に広がるのは、アルツ磐梯スキー場。
とりあえず朝風呂にGO。露天風呂が無いので、雨が降っていても関係ないし。その後朝食ビュッフェへ。んもう食べまくりです。昨夜の夕食と同様、
料理のラインナップや味には大満足ですよ(^^)/
↑やっぱり朝ラーメンでしょ〜。結構しっかりした味です。揚げ玉は余計だったけど。
そして「磐梯山温泉ホテル」を9:30にチェックアウトしました。さすが星野リゾート、
そのホスピタリティはさすがのものがありますね。従業員さんの対応なんて文句無し。リノベーションもしっかりされており、元のホテルの面影をほとんど感じません。これで露天風呂さえあったらなぁ。まぁ、この内容で一人一泊12,800円ですから、それは無いものネダリというものでしょう。うん、良いホテルだココ(^^♪
さて雨の中出発。まずは猪苗代湖を見に行きますか。それにしても、ホテルから猪苗代湖に向かう道の周辺に広がる田園風景がスバラシイこと。福島県はホントに美しいところです。原発事故の直接的な被害、もしくは風評被害に苦しむ方々の遣り切れない想いが一気に押し寄せてきて、
思わず涙が出てしまいました(T_T)
そして猪苗代湖に到着。
うお、でっかー! 裏磐梯に点在する湖とは大きさのレベルが違いますよ。広すぎて、どこを写真に撮れば良いのか分かりませんがな。それにしても凄い曇り空のため、何だか日本海でも眺めているような気分になってきますよ、うーむ(-_-;)
↑猪苗代湖をぼーっと眺める我が愛車。
↑親子ガメに襲われる白鳥の図。塗装が剥げ気味なのが物悲しいんですけど。
今日は行きたいところが多いために効率的に動かなければならず、猪苗代湖で何をするワケでもなくソソクサと出発ですよ。
次の目的地は会津若松市。それにしても地元で満タンにしてきたガソリンが底を尽きそうなんですけど。何しろ裏磐梯もこの辺りもガソリンスタンドが全然無いんですよー。…わ! ガソリンメーターのメモリが後一個になっちゃったー!
焦る焦る! ガソリンスタンド、早くカマーンッщ(゚Д゚щ)
…会津若松市の中心に近づいてガソリンスタンドを発見した時は、砂漠のなかのオアシスかと思いました。それにしても今まで風光明媚な自然の中を走っていたので、会津若松市の中心に近づくと
一気に都市の装いとなり、戸惑っちゃうほど。見慣れたFC店や量販店がずらずら並んでいます。それでもクルマの通行量は、ワタクシの地元とは段違いに少ないのですが。渋滞なんて縁が無さそうで羨ましいなぁ(^_^;)
さて目的地は、幕末の戊辰戦争の舞台となった会津若松のランドマーク、「
鶴ヶ城」ですよ! 来年の大河ドラマ「八重の桜」で主演の綾瀬はるかちゃんが演じる新島八重が、この城で政府軍と戦ったのです。八重が政府軍に向かって当時の最新兵器スタンレー銃をばきゅんばきゅんと撃ちまくっていたそうで(^^)/
↑会津若松のゆるキャラである「お城ボくん」&鶴ヶ城。この城は昭和40年に再建されたもの。
城内は写真撮影がOKな階、NGな階が分かれています。で、肝心な階はすべてNGですよ。入場料をきちんと払っているんだから、
別に展示物の写真撮影くらい良いじゃないですかケチ。それでも展示物は実に興味深い。それほど戊辰戦争について詳細を知っているワケではないので、あらためてどういう戦いだったのかきちんと理解できました。当時の銃砲を手に取って構えたりできるのも面白いですねぇ(^^♪
↑多種多彩な武器が収められています。鉄砲を一つ持って帰りたい。
↑当時の重要ウェポン「石」を敵兵めがけて落っことす武士の図。地味な職場です。
と城内をてれてれ歩いていたら、うわ! 突然敵の軍勢に囲まれた!
遠足に来た小学生軍団です。通路が小学生で埋もれてしまい、それはもぅワーワーギャーギャー喧しくて、とても展示物をじっくり見てなんていられません。まるで引率の先生になったかのよう。つーか引率の先生って大変なんですねー(^_^;)
↑なんだかこちらが小学生の遠足を邪魔しているような気分になってきちゃうじゃないの
↑天守閣から、南走長屋・干飯櫓の奥に広がる会津若松の街。高い建物がほとんど見当たらない街だなぁ。
これは俄然来年の大河ドラマを見たくなってきましたよ。そもそも綾瀬はるかちゃんはワタクシ大好きだしね! それでは鶴ヶ城をあとにして、ランチに行きましょう。向かったお店は「
割烹田季野」。ここは輪箱飯(わっぱめし)で有名なお店なのです(^^)/
↑築200年の、当時の殿様が使っていた陣屋である旧家を移築したんだそうで。内部も素晴らしい雰囲気。
↑注文したのは「五種輪箱」。前菜2品に味噌汁もついて1,840円なり。しっかりとした味付けがされていて美味い!
大満足のランチの後は、あの白虎隊で有名な飯盛山に行きましょう。16・17歳の少年たちで構成された白虎隊が集団自決した悲劇の場所ですが、やはり会津若松に来たからには
そこを避けて通れません。近くの無料駐車場にクルマを停めて向かいます(^_^)
↑すんごい階段の横には250円が必要な動く坂道が。中年夫婦としては迷わず動く道をチョイスです。
動く道を乗り終わった飯盛山の中腹に佇む非常に厳かな雰囲気を持つ場所で、
とても浮ついた気持ちで見られません。あちこちにある説明で白虎隊に関する認識をあらため、白虎隊一九士の墓に参りました。
↑購入したお線香をあげてお参りしてから、一枚だけパチリ。とても写真を撮りまくることなんてできません。
自分が16・17歳の時なんて、ゲームセンターに入りびたりのおバカな高校生だったのに…。たかだか144年前の白虎隊の少年兵と我が身を比較すると、
あまりの落差に愕然とします。今の高校生たちも是非ともここを訪れて、何かを感じて欲しいなぁ。
そして同じく飯盛山にある、重要文化財の「
会津さざえ堂」を見物。この高さ16.5mのお堂はなかはスロープのみで構成され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるんだそうで。ありがたやありがたや<(_ _)>
↑外観がさざえに似ているから「さざえ堂」と言うのだそうで。斜めの線が多く全体に歪んで見えて、見ていて不思議な気持ちになります。
↑拝観料400円を払って内部へ。ひたすらスロープを上って最上階に到達し、その後はひたすらスロープを下がるのです。階段は一切無し。こりゃ面白い。
ホントは会津若松で会津武家屋敷も見学したかったし、B級グルメであるカレー焼きそばも食べたかったのですが、次の目的地「
大内宿」に向かうため、ここで会津若松市をあとにすることに。やはり見どころがたくさんある会津若松をしっかり観光するには丸一日必要ですね(>_<)
大内宿までは約30km。一気に日光街道を南下します。いやー、気分が良い道ですね! 信号もほとんどなく、
そこそこのペースでばんばん走れます。これなら30kmなんて時間的に気分的にあっちゅー間ですよヽ(^。^)ノ
↑これで天気が良ければなあ
山奥の道をひたすら進んでいると、いきなり大内宿に到着。近くの駐車場にC4を停めていくと、茅葺屋根の集落群が現れます。
いやー、一度来たかったんですよ、この大内宿。ここはかつては下野街道の宿場町だったんですよね。当時の面影をそのまま残されていますよ。今にも泣きだしそうとはいえ、とりあえず雨も降っていなくて良かったー(≧▽≦)
↑いきなり脇からひょっこりちょんまげ姿の武士が現れそうじゃないですか。
↑大内宿の奥にある正法寺からパチリ。なんてステキな雰囲気なんでしょ
通りの両側に広がる茅葺屋根の古民家の店を、丹念に一軒一軒冷やかします。どれも郷土色豊かで、
見ているだけで楽しいですなー(店の皆さん買わなくてゴメンナサイ)。「踊る猫」なる変なオモチャをあちこちで売っているのは気になりますけど。飯盛山でもそうだったんですよね。コレ会津で流行っているの?
↑これが「踊る猫」のオモチャ。うそ。でっぷりと太っていらっしゃいますよ。この後アタマを撫でてあげようとしたら逃げられちゃいました…。
↑店先にカラフルでかわいい小物達が並んでいます。ホントは大人買いしたい!
↑これが屋根に葺かれるカヤだそうで。こんなに頼りなげな植物だったとは。
さて、この大内宿では食べたいものがあったのです。それは三澤屋の「
高遠そば」。ここは何とですね、
箸のかわりに一本の長ネギを使って、そばをいただくのです。そして時々ネギをかじって薬味とするんだそうで。つーか一本の長ネギで食べるだなんて、そんなことできるんですかー(*_*)
↑運ばれてきたときはオサレな姿だった高遠そばが、悪戦苦闘の結果ぐちゃぐちゃに。でも何とか引き上げることができました!
よっしゃ、オラこつを掴んだぞ! ネギの先っぽでそばをちょいと持ち上げたらすかさず口を近づけてそばを咥え、
一気にずずずーっと吸い上げるという食べ方が良さそうです。つーかもぅそれ以外無理でしょ。ただ、この高遠そばカツオだしのおつゆに大根おろしが投入されている「冷やしおろしソバ」という趣で、それ自体に辛味があるので、あまりネギをかじる気がしません。だって辛いんだもん。
なのでネギは殆ど余ってしまいました。そもそも、ワタクシそばを食べるときにあまり薬味を必要としませんしね(^^)
↑三澤屋の店中はこんな雰囲気で良し。店内ががらがらなのは、平日の15:30という妙な時刻のせいです。
うん、とりあえずは大内宿を満喫した気になりました。時間は16:00。明日は仕事なので、これで帰路に就きますか。せっかくなのですぐに東北自動車道に乗るのではなく、
この日光街道をそのまま南下することにしましょう。こんな気分の良い道は、できるだけ長く楽しまなければもったいないですもんね!
大内宿から南会津町・鬼怒川温泉を経て今市までは約100km。これを
2時間程度で楽しく走破し、日光宇都宮道路から東北自動車道に乗りました。そして途中の某SAで夕食に不味いカレーを食べ、横浜には21:00過ぎに到着しました(^o^)丿
↑今回の走行距離は923km。燃費は13.1km/lでした。高速と一般道の比率は6:4くらいでしょうか。悪い燃費が自慢の我が家のシトロエンC4にとっては望外です。
いやー、楽しかった! 小旅行とはいえ、やっぱり旅は良いですねぇ。時おり土砂降りになったりして天気はさほど良くありませんでしたが、少なくとも観光とかで外を歩いているときは傘の出番は無かったし。そして途中で一切の渋滞がなく、思う存分ドライブができました。何せC4を購入して3年目の総走行距離はたったの3,651kmだったのに、
その1/4の距離を3日間で走ったのですからね。良い気分転換になったなぁ。また仕事を頑張り、旅行資金を貯めなければッщ(゚Д゚щ)
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