横浜開港150周年記念テーマイベントである「
開国博Y150」のベイサイドエリアに、昨日19日(日)にカミサンと行ってきました。…あれ? ずっと「開港博」だと思っていましたが「開国博」だったんですね。たった今気付きました(^_^;)
4月28日から9月27日まで5か月間ぶっ続けで行うというロングランイベントなもんだから、前売券を確保していたのにもかかわらず「
いつでも行けるから」という意識が働いたうえ、イベント内容を見ると、どーも積極的に行こうという気が起こらなくて、結局3か月近く経ってようやく来訪。半ば前売券を買っているから
行かないとモッタイナイという義務感で行った次第です。ま、会場に行けば楽しめるでしょうけど!
会場が分散されているこのイベント。最初に訪れたのは「Y150はじまりの森」なる会場です。ここではフランスからやってきたあの巨大クモ「
ラ・マシン」が見られるのです。しかし、梅雨も無事に明けて子供たちは夏休みに入ったばかり、しかも3連休の中日という「混み具合MAX日」である日の割には、
人手はソコソコ。新聞で不調が報じられているけど、その通りであることを実感しましたね。ま、見る側としては空いている方が助かるけどさ。
↑賑わっているとは言い難い…。
「ラ・マシン」がパフォーマンスを演るのは一日5回程度らしいのですが、会場に到着したらすぐに開始されました。
ラッキー極まりなし。いやー、普段から行いを良くしておくもんですな(^^)v
最初横浜には「ラ・マシン」が2体いたのですが、1体はフランスに帰り、いるのは1体のみ。まー仕方がない。おおッ まずは遠くでうにょうにょ動きはじめた「ラ・マシン」が、
だんだんけーすけ夫婦のいるあたりまで迫ってきましたよ!↑だんだん起き上がってきた!
↑近くにやってきた!
ちっとも前進を止めない、この「ラ・マシン」。すっかり見上げるほどになってきました。これはまた凄い迫力。ぐにゃぐにゃぐにゃぐにゃ動く手足が実にリアルですな。せっかくだからと「
わー、クモに食べられちゃうぞー。逃げろー。」と無理やりテンションを上げようとしていた、
その時!ラ・マシン>
ぶっしゅううううううーーーーーー(←何か吐いた)
全身ズブ濡れ
写真では実感湧かないと思いますが、とんでもない水の量ですよ! 霧状かと思っていたら
殆どホースですってば。頭のテッペンから足の先まで
全身くまなくズブ。あまりのことにワタクシ大笑いしちゃいましたが、ワタクシの右隣にいた女の子二人組はケータイがビシャビシャになってしまったと大騒ぎしており、ワタクシの左隣にいたカミサンはグッチのバックがズブ濡れになったと激怒りですよ。そんな高いバッグで来るからじゃ。
この後は分散されているあちこちの会場に行くことに。「Y150トゥモローパーク」では、「BATON」という
禅問答のようなアニメを鑑賞。内容が全然分かりません。3部作の3部目だからということもあるでしょうが、そもそもこのアニメを全作観るために、毎回いちいち高い金を払って入場する人がいたら顔を見たいです。念のため、この3部作目だけを見ても内容がわかるのか訊いたら「
うーーーん…」と押し黙ってしまった、会場の外にいたオネーサンが印象的でした(^_^;)
その後「NISSAN Y150 ドリームフロント&スーパーハイビジョンシアター」に行って、スーパーハイビジョンに感嘆したのに(個人的にはこれが一等賞)、その後でやけに説教臭いドラマを強制的に見せられて
テンションがダウン。夜は再び「Y150トゥモローパーク」にいって、横浜港の夜空に浮かぶ巨大な地球「アースバルーン『ホーム』」を見ようとしたら、この日は強風がどうのこうので地べたに置かれたまま。
これくらいの風が強風なんすか。しかも上映が始まった途端に大粒の雨が降ってくるし_| ̄|○
↑たった5分の、特に意味のない画像をみせるくらいなら、ずっと地球の画像を写していた方がいいのでは。
結局会場には5時間くらいいたんですが、会場が分散されているためいちいち移動を強いられたため、なんだか
歩いていたばかりの様な気がしますよ。あー疲れた。ただ〜 それだけ〜。
総じて非常に滑った感の強い、このY150。このイベント全体を通して何を訴えたいのかが
さーっぱり分かりません。高い金払ってとっても規模の小さい万博を見た感じです。単体では面白い「ラ・マシン」だって、これが何故Y150のメインイベントなんでしょうか。「
クモは糸をつむいで巣をつくる、とてもクリエイティブな動物。Y150も様々な会場をつむぎながら『横浜のゆめ』をつむぎます」って、なんですかソレ。
本気?↑彦根からY150の応援にやってきたひこにゃん。こりゃまずいと思い来てくれたんでしょうか…と思っていたら「よいにゃんこ」と書かれています。パクリもん??
やっぱりイベントのコンセプトは総花的ではなく「
選択と集中」が無いとダメ。ワタクシが期待していたY150は、「Y150はじまりの森」にあった「横浜ものがたり」みたいなものを前面に押し出した、
開港当時の人々の風俗(エロい意味じゃない方ね)を徹底的に紹介したものなんですよね。横浜発の文明開化モノって多いじゃないですか。当時の街並みを再現する、開港時の横浜の巨大模型があって現在と比較できる、当時の蒸気機関車や自転車を再現する、当時のアイスクリンや洋食が本当に食べられる、初めてのビールが味わえる、当時の映画を上映する、当時の新聞が読める、初めてのガス灯をつくって灯らせるetc…。
こんなY150を期待していました。それが「横浜ものがたり」では写真と文章のみ(映画はあったけど当時を記した映像は無し)。これじゃ教科書を読んでいるのと大差ないっす(>_<)
新聞を読む限り、このY150の不調の原因として事務局が「新型インフルエンザと5月の土日の天候不順」をあげていましたが、
絶対そうじゃないと思いました。Y150の別の会場であるヒルサイドエリアは、ワケわからなさにターボがかかっているしなぁ(-_-;)
↑みなとみらいの夕焼け。大迫力!
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