愛車「
プジョー406ブレーク2.0」に別れを告げたんです(T_T)
認定中古車という形で2001年式(D9)のものを1年落ちで手に入れて以来7年間苦楽を共にした、この406。
もの凄く気に入っていたんですよね。スタイルは端正でセンス良く、名だたるドイツのDセグメント車達にもぜーんぜん見劣りしない。車内には実用車然としていて高級感は微塵もありませんが、デザインは飽きがくることもなく使いやすい。ラゲッジスペースは広大そのもので、どんなものでも飲み込みました(^^♪
↑明るい室内。気分がいいんですよね。
↑見てこの広さ! どんな買い物でも心配なし!
2.0リッターのエンジンはちーっとも速くなく、特に出足は大したことはなくて軽自動車にも負けましたが、考えてみれば別にギョバッと加速する必要なんてありません。
だらーっと走り出すのがフランス車の粋ってもんです。で、一旦走り出せば加速に不満を覚えることは特になく、それほど不満の無いエンジンでした。特に60kmを超えるあたりから高速道路を巡航するあたりの速度域は爽快そのもの。燃費は平均して9.0km/l程度でしたけど(^_^;)
↑インパネ。機能一本槍という感じが潔いでしょ!
そしてこの爽快な走りを産み出していたのが、なんといっても
乗り心地と操縦性を高次元でバランスさせたサスペンションですよ! さすがに1995年のデビューだけあって剛性感は今ドキのクルマとは比べるべくもありませんが、このゆるいボディがまた絶妙の乗り味をもたらしているんですよね。肩の力が抜けているというか。静粛性もばっちり。試乗レベルでは色々なクルマに乗りましたが、その中では今なお一番優れているのはこの406だと断言しちゃう!
このように、とってもとっても気に入っていたんです。
大事に大事に乗ってきたんです。
↑箱根ターンパイク@最後のドライブ
…しかし…未だに調子は良いのは事実。でもそれは
定期的にきっちり点検をしているからなんですよね。その金額がどんどん増えてきちゃいまして。この間12か月点検に出した時は、あれこれ交換時期になってしまったのに加えてエアコンのコンプレッサーまで壊れていることが判明して、請求金額はなんと30万円以上。
ひいいいい。しかもタイヤをそろそろ換えなければなりません。
ひいいいい。そうでなくても経年劣化はさすがに避けようもなく、あちこちから低級音と言われるガタピシ音もやかましくなってきて。気になる点を直そうにもいちいち部品代と工賃が結構かかるので断念していたら、そんなこんなで
負債が山盛りになってきたんです。それに今回の点検では、殆どの部品交換を来年の車検の時に後回ししようということで金額を相当落としたものの、その分来年の車検は
目が飛び出るような金額になるのは目に見えています。この406だっていつかは買い替えなければならないし… うーむ…
ということで、とうとう買い替え決定。ナケナシの貯金を切り崩し、クルマを注文してしまいました。ホントは
一番欲しかったのは406の新車なのですが、それは叶わぬ夢…(-_-;)
↑箱根「山のホテル」@最後のドライブ
なんでしょう、この罪悪感。新しいクルマが来るまでは3週間ほど有ったのですが、それを楽しみにするどころか日ごとに406を裏切ってしまったような気持ちが募ります。不思議なもんで別れると決まってから、いったい406の何が不満だったのか
さっぱり忘れてしまい、アタマに浮かぶのは406のスバラシイ点ばかりですよ。なんだこの女々しさ。もともとモノに愛着を激しくもつタイプなのですが、今までとは次元が違います。「
貴方から別れようって言ったんでしょ!」と406に言われているようです。はい、その通りですよ! ゴメンナサイーーーーッ m(_ _)m
↑山中湖を見降ろす展望台@最後のドライブ
梅雨時だというのに雨が降らなかったこともあって、買い替えが決まってから毎週末に洗車ですよ。先日中古車買取店に行った際に内外装の程度の良さ・キレイさに驚かれたほど(ほとんど満点評価)だったのですが、
それがますますピカピカになり、実に複雑でした。別れる1週前には箱根や富士五湖周辺をドライブ。最後の夜は406の中で呑んだくれまして(+_+)
そして、いよいよ別れの日を迎えてしまいました…。
いままでありがとう、406。さようなら。せめて次も大事にしてくれるオーナーに買われておくれ(T_T)
↑同じく展望台@最後のドライブ
さて、406と引き換えに我が家に
新しいクルマが到着しました。それについては、またいずれ(^^ゞ