なかなか更新できないので、ちっとも新しいニュースを追えない本ブログ。
でも負けない! あたい負けない!
だからもぅ1週間以上も前のハナシになりますが、今年の3月開催される「ジュネーブモーターショー2009」に先日取り上げた「i MiEV SPORT AIR」に加えて、欧州仕様?となる「
Prototype i MiEV」を出展すると、三菱自動車が発表しました。どんどん増殖する我らが「i MiEV」ファミリー。さすが今後の三菱自動車を崖っぷちから救う使命を担うクルマですな!
で、
プレスリリースによると「Prototype i MiEV」とはこんなクルマです(^^)/
・欧州市場で要求の強い高速安定性能を高めるためトレッドを拡大。
・同様に欧州市場で求められる歩行者保護性能や後方からの軽衝突性能を高めるため、前後のオーバーハングを延長。
・これにより、車両全体を安定感のあるフォルムを実現。
え? これってもしかして、一時期ベストカー誌が盛んに予想していた「
ビッグi」ってヤツ? ・・・と一瞬色めきたちましたが、どうやら違うようです。ちょっと残念。
かなり残念。いったい「ビッグi」とやらはいつ出てくるのやらねー(-_-;)
でも、特にトレッドを拡げるという部分には大いに期待を持てますよね。だって三菱の革命児「i」も、所詮は日本の軽自動車規格に
雁字搦めになっているクルマです。あの制約があってこそ、あそこまで素晴らしいクルマになったことも否定しませんけど(^_^;)
↑「エコカーワールド横浜2008」に出展されていた「i MiEV」。その後も何だか色々なところで見かけるようになってきた。
なので、横から見ると完璧なバランスを誇る「i」も、正面に近づくに従って、どうしても幅の狭さからくる
ひょろ高さが顔を覗かせてしまっていましたもん。それが解消されたら、んもう最強のスタイリングになるといっても過言では無いでしょう! その昔オーストラリアで売られていたマグナが、初めてFFになったギャランΣの幅が
ぐぐっと拡げられたクルマだったのを思い出しますよ(^^)
↑チョー懐かしの三菱MAGNA。幅が1,695mmから1,760mmへと、びよーんと伸ばされて驚いた。
※
ウィキペディアより
その反面、ちょっと気になるのは前後のオーバーハングも伸ばされるという点。ミッドシップレイアウトが最大限活かされた箇所と言えば、この極限まで切り詰められた前後のオーバーハングじゃん・・・。
ここを伸ばしちゃうのは反対なんだけどなあ。是非とも微々たるレベルに留めてくれい!щ(゚Д゚щ)
↑もしかしたらこんな感じになるのかしら? これは2003年の東京モーターショーに出品された「i」のプロトタイプです。全長3,516mm×全幅1,505mm×全高1,514mmなので、現行「i」と比較して全長プラス121mm、全幅プラス30mm、全高マイナス86mm。
※
「第37回東京モーターショー」webサイトより
まぁ、たった一枚のイラストの段階で
御託を並べんでも、もうすぐ出てくる実車の写真で判断すればいいんでしょうけどね。ただワタクシ思うのですが、軽自動車規格の「i」がより欧州市場に求められた姿になるのだとしたら、別に「i MiEV」に限定しなくてもいいんじゃないでしょうか。800ccくらいの普通のガソリンエンジンを積んだ欧州仕様の「i」なら、充分
スマートフォーツーやトヨタiQの対抗馬になり得ると思うんだけどなあ。特にラテン系の国々では受けそうな気がする。全長3m以下のクルマに与えられる優遇税制を受けられないのは仕方ないけどさ。
↑もう一度おさらいがてら並べてみました!
さて、次に三菱自動車が繰り出すべきi MiEVファミリーは、スバリ! 「
i MiEV軽トラック」でしょう! 軽トラックなら短距離ばかりだからi MiEVの航続距離なら全然問題ないし、毎日ガシガシ使う分
ランニングコストが低いことの有り難みが身にしみるはず。電気モーターはいきなり最大トルクを出せるのだから、例え重い荷物が積まれてもへっちゃらさ! ましてやミッドシップトラックだったら、先日惜しまれつつ無くなったスバルサンバーの需要も取り込めちゃうぞ。
こりゃ素晴らしい! 問題は高くなると思われるお値段だけだぜーッ(≧▽≦) (←これが一番大きな問題だろ)