仕事でうろついていたある日、たまたま横を通りがかり、慌てて同僚を説得し仕事そっちのけで立ち寄ったのが、陸上自衛隊朝霞駐屯地にある「
陸上自衛隊広報センター」だ。
→陸上自衛隊広報センターのwebサイトはこちら
〒178−8501 東京都練馬区大泉学園町
ダイヤルイン:03−3924−4176
いやぁ、
一度来てみたかったのですよココ。けーすけは別に軍事オタクでも何でもないが、以前にも本ブログに書いた通り、ガキの頃からフツーに戦車や戦闘機、軍艦などに関心があった世代に生まれている。戦車のプラモデルなんて、第二次世界大戦時のモノから現代のモノまで、何十台も作ったものです。いわゆる兵器の目的そのものには「蓋をして」、使われる機会が永久に訪れないのを祈りつつ、男としてどーしても本能的に
兵器が持つメカニカルでストイックなカッチョ良さ、強さ、美しさに単純に惹かれるのだ。
建物自体は新しく、キレイでこざっぱりしたもの。まずは2階にあがって吹き抜けから見下ろすと、ありますあります。対戦車ヘリ「AH-1Sコブラ」や90式戦車が、眼下にどどーんと!
わー、カッチョいいー!!(≧▽≦)
↑2階から見下ろしたところ。ドデカイ空間だッ
1階に下りてみると、
展示物にペタペタ触れるのがステキ! 実際に触ってみると、ちょっと押すと凹んじゃうクルマと違って、戦車なんて
本当に鋼鉄の塊なんだということが実感できます!(^^)/ いやー、やっぱり兵器なんだなあああ。
↑120mm砲を装備する第3世代の国産主力戦車「90式戦車」。マッチョな感じですなあ。実際に間近で見ると、この力強さや重量感に圧倒されます!
↑対戦車ヘリ「AH-1Sコブラ」。アメリカのベル・エアクラフト社が開発した対戦車ヘリ。正面から見ると、ヒト一人分しかない細さにオドロキ。正面に睨みをきかせる20mm3砲身ガトリング砲がまた大迫力。
また、建物の外には「74式戦車」「89式戦闘装甲車」「75式自走155mm榴弾砲」「87式自走高射機関砲」などがずらーり並んでいて、大興奮!!
やっぱ兵器は屋外に置かれないと、なんだかしまらないもんですな。そういう意味では、屋内にチンマリ置かれた「AH-1Sコブラ」や「90式戦車」が気の毒な感じ(^_^;)
↑105mm砲を装備する国産第2世代戦車の「74式戦車」。ドイツのレオパルド2にも似た無国籍スタイルの「90式戦車」に比べて、スタイルに日本の美を感じる名戦車だッ
↑「89式戦闘装甲車」。35mm機関砲を装備し、6名の兵員室を持つ。たった35mmと思いきや、実際に見ると大迫力です〜!
また、館内には「フライトシミュレータ」や「射撃シミュレータ」など、
様々な体験コーナーもあって、これらも楽しい。いやあ、なかなか気合が入っていました、この「陸上自衛隊広報センター」。中で働く自衛官の皆さんも、本当に物腰が低くて礼儀正しいし。本当に、
自身の活動をもっと世間に知ってもらいたいという陸上自衛隊の必死さが滲み出ている感じだ。考えてみれば、平和維持活動や災害復旧など過酷な任務を背負う陸海空の自衛隊の存在を、日本人は軽視しすぎていると思う。今の日本には、戦前や戦時中の様に軍部がのさばる恐れなどは現実的に考えにくいのだから、他国ほどまでとは言わないまでも、自衛官の皆さんに対してもうちょっと尊敬の念というか、
素直に「ご苦労さん!」と言える気持ちがあってもいいのではないかしらん。
・・・そんなことを思いながら帰宅し、もらってきたパンフレットを見たらおどろいた。「陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)」と書いてある。
へ? 「りっくんランド」って? さらに中をみると「あさかちゃん」と「りっくん」というキャラクターまで書かれています。えー? そんなの広報センター内では全然見かけなかったぞー??(気づかなかっただけかもしれないが) そういうお役所センスってたまりませんな、もう。
広く世間に知ってもらいたいという意気込みがダダスベリしています(>_<) こんなところがかえって微笑ましいじゃないのッ ・・・と思ってしまった、この「陸上自衛隊広報センター」。もちろん無料だし、近くに行くことがあったらついでに立ち寄るということもアリではないでしょうか(^_^)