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「ららぽーと横浜」に行ってみた

今年3月に、横浜市緑区の鴨居に新しくできた「ららぽーと横浜」に偵察に行ってきた。

最近不思議なほど、首都圏のあちこちに大型ショッピングセンターができている。昨日、3月30日(金)は「東京ミッドタウン」が開業したし、ちょっと前に「横浜ベイクオーター」「ラゾーナ川崎プラザ」「ダイヤモンドシティ・ミュー」なんつーのもできた。そんなにショッピングセンターって必要なの? …と思いつつ、暇つぶしも兼ねてとりあえずカミサンと行ってみたりするのだ。

ららぽーと横浜 入り口
ららぽーと横浜
〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺町4035-1
TEL.045-931-1000(代表)

先月行った武蔵村山市の「ダイヤモンドシティ・ミュー」は、こう言っちゃなんだけど、でかくてキレイなだけ。別にどーってことないショッピングセンターだった。やはり廻りにショッピングセンターが「ダイヤモンドシティ・ミュー」以外に特に無いため、非常に基本を踏まえた構成というか、他のショッピングセンタで普通に見かけるテナントばかり。なので、ちょっとクルマで走れば色々なショッピングセンターに行ける横浜に住んでいるけーすけとしては、個性の無い凡百なショッピングセンターに見えてしまった。三越始めてのビルイン店が入っているからといって、別にそれくらいじゃなあ。ま、近隣に住んでいる人には便利この上ないのだろうけどさ。

何しろ横浜や川崎にはショッピングセンターなんてうじゃうじゃあるし、どれもが結構キャラクターがハッキリしている。昨年の夏にできたばかりの「横浜ベイクオーター」なんかは、ブランドショップなんてのは他のショッピングセンターに任せて、コジャレた生活を演出するようなショップが数多く揃っていて好感が持てるしね(^^♪ 広さも適度な感じだし。

ところが「ららぽーと横浜」は、やっぱ全方位型のショッピングセンターでございました。周辺の住民を根こそぎかき集めることを目的とした感じ。「横浜駅のあたりや、みなとみらいなんかに行かなくても、買物なら全部ウチで済んじゃいますよー!」と叫んでいるようだ。

ららぽーと横浜 フロア
↑2階から見た吹き抜けのフロア。まあ良くあるレイアウトですな(^_^;)

ただ、「ダイヤモンドシティ・ミュー」の様な平凡な感じはない。入っているテナントは基本を踏まえながらも、ひとひねり入っている感じ。プラプラ歩きながら見ていて飽きることも無く、結局5時間以上も費やして、ショッピングセンター全体を練り歩いてしまった。大きさも、広すぎてイヤになる寸前の大きさ。「大丸フードマーケット」も品揃え良くて活気があって楽しいし、イトーヨーカ堂もそれに負けじと頑張っているから、日常で普通に行っても使えるし(^o^)丿

いちらく つったい鶏そばセット
↑昼に食べた「つったい鶏そばセット」1,080円(山形そば 湯坊いちらく)。結構美味いけど、ちょっとネギが多すぎ。

こういうショッピングセンターだったら、家の近くにあったらスゲー便利だと素直に思いましたね。けーすけの家の近くにも、マンションばっかじゃなくて、こういうのが出来てくれないかなあ。「ららぽーと金沢八景」とかも作ってください三井不動産さん<(_ _)>
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山田宗樹氏「黒い春」に(T_T)

山田宗樹氏の「黒い春」を読んだ。

山田宗樹 黒い春
↑山田宗樹氏著「黒い春」(幻冬舎文庫) 724円+税 

「覚醒剤中毒死を疑われ監察医務院に運び込まれた遺体から未知の黒色胞子が発見された。そして翌年の五月、口から黒い粉を撤き散らしながら絶命する黒手病の犠牲者が全国各地で続出。対応策を発見できない厚生省だったが、一人の歴史研究家に辿り着き解決の端緒を掴む。そして人類の命運を賭けた闘いが始まった―。傑作エンタテインメント巨編。 」
Amazonより

この山田宗樹氏は、昨年公開された映画「嫌われ松子の一生」の原作者だ(恥ずかしながらけーすけは知らなかったケド)。発症した患者が黒い粉を噴出して絶命するという「黒手病」という病気を巡って繰り広げられるこの小説は、いわゆる医学ミステリーなのだが、より「生と死」というところにフォーカスされている。こういうお話に弱いのだ、けーすけは。

なによりこの山田氏の語り口が絶妙なのだ。決して淡々というわけではないのだが、よくある「さあ、ここで泣けや!」という様な感情の表現が押し付けがないので、かえって自分の身につまされる。感情移入しまくって、すぐに「もし自分がこの人物の立場だったら…」とアタマが考えてしまうのよ。特に中盤から終盤にかけては、もー泣ける泣ける。けーすけは出勤時間を利用して電車の中で読んでいたのだが、思わず大粒の涙を流しそうになって、こらえるのが大変だっただよ(^_^;) そもそも、けーすけは非常に涙もろいので「お涙頂戴モノ」は苦手なんだよね・・・。

けーすけは、どちらかというと読む本は作家ではなく題材で選ぶタイプであり、本が出ていたからといって無条件に買うような作家は数人程度しかいないのだが、この山田宗樹氏はその一人に入りそうだ。久しぶりに良い作者に出会えて嬉しかったけーすけでした。
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駒形「蕎上人」でゆったりとした時を

蕎麦好きけーすけは、コトあるごとに色々な蕎麦屋に入っては、喜んだりがっかりしたりしている。美味しい店に出会えると、まさに「生きててヨカッタ」状態になるが、どちらかと言うとがっかりするほうが多いかもしれない…。

そう。蕎麦は大好きなのだが、気に入る店は結構少ない。例えば、カレーも好きなのだが、カレーに関しては高級なカレー専門店のカレーだろうと、立ち食い蕎麦屋のカレーだろうと、たいていは美味しいと思うのに、蕎麦になるといきなるハードルが上がるのだ(って何様だ俺)。だから、けーすけの「蕎麦屋」お気に入りリストに登録されるのは結構少ない。

そんな蕎麦好きけーすけとしては、江戸前蕎麦の本場である浅草には美味しい蕎麦屋が多くてウレシイ。もちろん全ての蕎麦屋を制覇できてわけじゃないが(そんな時間あるかい)、お気に入りリストに入っている蕎麦屋が何店かある。そのうち1店がこの店。「蕎上人」だ(^^)/

蕎上人 門構え
蕎上人(そばしょうにん)
所在地:〒123-456 東京都台東区駒形2-7-3
電話番号:03-3841-7856

同じ浅草にある超有名な「並木藪」の様なものすごく濃くて辛いそばつゆは、けーすけは実はちょっぴし苦手なのよ…。「並木藪」は値段も結構高いしさ。で、この店もいわゆる江戸前蕎麦であり、やはり江戸前らしく濃いそばつゆなのだが、それでもダシの旨みは十分に感じられてバッチシ。それでいて蕎麦の美味しさは、んもう絶品! いつもせいろを頼んでいるのだが、蕎麦が本当に瑞々しくて、蕎麦が自体の甘さがほんのり感じられて、香りがものすんげー豊か。で、喉越しが爽快そのもの。おおお、美味しいーよー! こりゃ本当に美味しーよおおおおおお!!(^◇^)

蕎上人 せいろ大盛り
↑せいろ(大盛り)1,300円。普通盛りは1,000円で、大盛りで300円アップ。

まぁ正直、値段はちょっと高めざんすね…。美味しいので、コストパフォーマンスは十分高いとは思うけど。また、蕎麦湯はもうちょっと濃いほうが好みである。注文した品が出てくるのはとってもゆっくりと。心を落ち着けてお待ちくださいね。まぁ、ムリヤリこの店にケチをつけるとしたら、せいぜいこの位でしょうか。(^_^;)

けーすけがこの店で注文するのは、バカの一つ覚えの様に“せいろ”一本槍。でも、先日一緒に行った人は温かい「山かけ蕎麦」を注文していて、一口食べさせてもらったのだが、これも驚くほど美味かったの。温かい蕎麦も素晴らしいんだなぁこの店。でも、この店に来ると、やっぱり蕎麦の香りや甘みをダイレクトに味わえるせいろを注文しちゃうんだよね…。

内装は渋くて落ち着くし(冬は入り口近くがちょっと寒いけど)、地下鉄の駅からはすぐのところにあるし、結構店が広めなのである程度の人数で行っても大丈夫。そりゃ「並木藪」も美味しいとは思うし観光客も良くみかけるけど、「並木藪」に長時間並んで入るくらいなら、ここから歩いて数分くらいの「蕎上人」の方がずうっと良いのではないでしょうか。個人の好みの問題ではあるけど、けーすけ的には全ての点で「蕎上人」の方が好きです。店の名前もいい感じだしね。

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大気の澱みが訴えるモノ

ちょっと前の、ある3月のピーカンの日。本来ならまだ春もちょっと先で、とても寒い時期なのだが、今年は記録的な暖冬だし、風が全く吹いていないことも手伝って、ホントにぽかぽか暖かくて気持ちよかった。で、「CANON PowerShot  G7」を持って、カミサンとお散歩に。けーすけの家は横浜市南部にあるのだが、廻りは住宅地で結構緑があり、ぷらぷら歩くのはとっても気持ち良いのだ。こんな時は、良いところに住んでいて良かったなあ、と思う。

空は雲ひとつない青空だ。一点の白い染みもなく、青い絨毯が空一面を覆っているかのよう。G7で手当たり次第撮りながら、そろそろ蕾がふくらんできた桜の木を横目に歩いていたら、周りが一望できる高台に出た。バツグンの見晴らしの良さで、しばらくボーッと景色を見ていたのだが、ちょっと空がくすんでいる部分が目に入った。そちらの方向はけーすけの立っているところから北の方向で、横浜の中心部の方角を抜けて、東京に続いていく。いわゆる大都会の方角だ。で、その東の方はいわゆる京浜工業地帯と呼ばれる工場群などが広がっている。

下記がその風景の写真だ。

くすんだ空
↑横浜の南部から北の方角を向いた風景

「わー さすがにG7、良く撮れている」なんて喜んでいる場合じゃない。写真を見てお気づきだろうか? 青空の下のほうにくすんだ大気が拡がっていることを。小さい写真じゃわかりにくいかもしれないが、あれは自然現象じゃない。この日は風が殆どなかったため、地上で汚れた大気が上に澱んで溜まっていくのだ。因みに、横浜の方である北以外の方向、南や東、西の方はこのような大気の澱みは見られない。あの澱みを作り出しているのは、人間なんだ。

それをアングリと見ていたら、背筋がぞーっとしてきた。恐ろしくなってきた。産業革命以来突っ走ってきた文明社会はまさに瀬戸際であり、ターニングポイントを迎えているのだろう。必死になって考え抜かねばならない時期がきている。

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映画「デジャヴ」を観た(ネタバレ無し)

2ヵ月半ぶりに映画を観た。「それでもボクはやってない」以来だ。それまでに観たい映画も「世界最速のインディアン」「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」など色々あったのだが、休日に用事が入ったり、花粉症が出たりして(T_T)、どーもタイミングを失っていた。

で、観た映画は「デジャブ」だ。

デジャヴ
↑「デジャブ」トニー・スコット監督
「初めて体験する事象だが身に覚えがあるデジャヴ(=既視感)感覚をモチーフにしたサスペンスアクション。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどを手掛けた、敏腕プロデューサーとして知られるジェリー・ブラッカイマーが製作を担当、盟友トニー・スコット監督とコンビを組み、デジャヴを過去からの警告と解釈した大胆なドラマを作り上げた。主演はオスカー俳優のデンゼル・ワシントン。先の読めないスリリングな展開や未曾有のスケールで放たれるアクションなど、一級のエンタテインメントを満喫できる。」
YAHOO! 映画より

最初に「Google Map」を見た時のオドロキは忘れられない。こんなものがタダでネットで見られることに驚いたと同時に、有料というか、一般ピープルが知りえない世界での情報はどんなにスゴイのか考えると、背筋がゾーッとした覚えがある。

この映画で使われている、「Google Map」なんてものともしない複数の衛星を使って収集した情報を映像化・動画化するシステムとやらはスゴイ。情報の処理に時間がかかるので、4日半前の情報しか見られないのがたまにキズだが、その時点であれば、どこだろうと、建物の中だろうと自由自在に見る事ができちゃう。音声だって聞けちゃう。はるか上空の衛星からの画像なのに何でやねん、という疑問は映画を観れば解決できるから置いといて、これがあればカワイイあの娘のシャワーシーンだって間近で見る事ができちゃうのだ。すげーシステムだ! 俺にもコレ使わせてー!

この夢のシステムを使って、デンゼル・ワシントン演ずるベテラン捜査官が大活躍! 見事事件を解決です! …なあんていう、良くある話ではないからご安心あれ。断片的に見ればネタ自体はそれほど新鮮味があるわけではないのだが、そのネタに頼り切った話では全然なく、このベテラン捜査官の捜索にこれらのネタが花を添えている感じ。ストーリーの内容をちょっと書くと、たちまちネタバレになっちゃうから書けないけど、息をつかせぬ展開で、よくあるネタである筈なのに全然先が読めなくて、緊張感がズンタタズンタタと高まっていく。

ヒロインである被害者が美女ではなく、しょぼくれた中年のオッサンだったら、話の流れが違ったかもしれないなあ。デンゼル・ワシントンのスケベ! …てな、どうでもいい様な突っ込みどころはありますけどね。こういったネタにありがちな「だって、こうなったら、こうなるんじゃないのか…」的なキモチワルイ感も残るし。

でも、観終わってシンプルに「なかなか面白かったー!」と思いました。こういうハリウッド映画の王道の映画は、観た後特に印象に残らないというか、あっという間に記憶が薄れていくのが多いけど、この映画は違った。これぞハリウッド映画の醍醐味ですよね。それにしても、やっぱデンゼル・ワシントンいーわ。渋いわ。
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