先日博多に出張した。仕事とはいえ初の博多。一人だったし予算も乏しかったのだが、せっかくの機会だから何か博多名物を食べてみたかった。だって、
出張の楽しみってそれくらいしかないじゃんかよ! くっそー!!(←突然博多に行かされた男の魂の叫び)
で、結局
もつ鍋に決定しました! だって博多ラーメンだったら横浜でいくらでも食べられるし、最近博多で流行っているとかいう鶏の水炊きは何だかベラボーに高そうだし。けーすけはもつ鍋は15年くらい前に一度ブームになった時に一回食べた事があるような気がするだけなので、ここで一発本場のもつ鍋を体験しちゃおうと。
で、本屋でガイドブックを読みあさったのだが、
なかなか店が見つからない。良く知らないけど、博多ってどっちかっていうとビジネス街で、飲食店なんかは天神とかいう繁華街に多くあるらしいのね、良く知らないけどさ。そうして、ようやく博多駅周辺で見つけたのが「
万作家」なる店。デジタル万引きするわけにいかないので、必死にアタマに叩き込んで(行為としては同じやんけ)、何度か道に迷いながら20:00くらいにようやく到着。
万作家
福岡市博多区博多駅中央街5-11 日本食堂新博多ビル1階
TEL(092)411-0603
到着はしたものの、何だか必要以上に立派な門構えですっかりびびってしまい、「ここをどこだと思ってんだい。一人の客なんてお断りだよッ おととい出直しておいで!(怒)」とか言われたらどうしよどうしよ、と
店の前を何度もうろうろモジモジしたあげく、勇気を振り絞って入店。そしたら店の方が満面の笑顔で出迎えてくれ、カウンターに通されたら同じように一人で来ている出張族が廻りに多くてホッとした。というか、ようするに「
哀愁の一人もつ鍋組」の先着メンバーが廻りに結構いた、つーことでしかないんだが(苦笑)。
で、さっそく“もつ鍋”一人前と“酢もつ”とやらと中生を注文。ここは“もつ鍋”は店の人が作ってくれるので、こらまた絶品の“酢もつ”を食しながら、もつ鍋ができあがるのをじっと待つ。
やっとできたわ…。ワタシもついにもつ鍋デビューしちゃうのね…。
・・・ ふー・・・ ふー・・・ はふはふはふ・・・
うん、
コラなかなか美味いじゃないのさ! ガイドブックに“すき焼き風の味付け”と書いてあった通り、ちょっと甘めの醤油ベースで、つゆにキャベツや玉ねぎの甘みが十分に染み込んでいる。すき焼きの様に生卵を絡めて食べるのも、美味しいらしいのだけどね。実を言うともつは焼肉なんかでは焼き加減が難しく、それゆえけーすけは敬遠し勝ちなのだが、これはちょっとくにゃくにゃしていながらコシがある食感が絶妙ざーんす。なんでもツユダクが好きなけーすけとしては、これは鍋というにはちょっと汁気が少ないような気もするが、まぁそれは目をつぶることにする。
ただ煮過ぎるとだんだん硬くなってくるので、食べ頃を見極めてさっさと食い尽くすのが大事だすな。けーすけは貧乏性なので(というか貧乏なので)、一人前を大事に大事に食べていたら、
終盤噛み切れないほど煮込まれたもつが複数出現し、それは志半ばにして無理やり飲み込まざるをえなかった。あああ、もったいない(T_T) やっぱもつって食い時が難しいわ…って思うのは俺だけですか?
量的には二人前どころか三人前だろうと四人前だろうと余裕で食べられそうだったが、なにしろ予算が予算だからぐっと我慢。最後はちゃんぽん麺で〆るのだが、ウマミで溢れているだし汁に絡んだ麺が
またものすげー美味くて驚いた。当然ビールは中生一杯では全然足りず、仕方なく中瓶も追加し、それをウイスキーみたいにチビチビ呑んでもたせ、何とか4,000円以内で収まって一安心(^^♪
でもさあ、やっぱ鍋は大勢で食べたほうが美味しいよねー。なんだかさ、おっさん達が一人ずつカウンターにずらっと並んで黙々と鍋をつつくのもどうかと思うわな。ブロイラーか俺達は。もし横に一人旅だか一人出張だかの美人OLかなんかがいらっしゃったりすれば、すかさず「
ちょっとお嬢さん…。二人で博多の夜をステキな色に彩ってみませんか」とか誘ってみたりしちゃって、「
あら、やだ・・・ 私なんかで宜しかったら」なんて言われちゃったりして、キャー(≧▽≦)! でもあいにくけーすけの脇を固めるのは、けーすけ以上のおっちゃんばかりだ。残念至極もいいとこだ。もっとも、その美人OLがいたところで状況は全く変わらないのは、目に見えているけどね_| ̄|○ 妄想に浸れるくらいかしら・・・
こんな美味なるものをいつも食べられる博多の人が羨ましい。横浜にも美味しいもつ鍋の店がないか、今度ちょっと探してみよう。
もちろん安いトコね。誰か知らないかなあ。
因みに、ちょっと酔ったイキオイで
この後すぐに博多ラーメンにもチャレンジし、案の定お腹が爆発するかと思いました。