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映画備忘録:「レヴェナント:蘇えりし者」 / 「10 クローバーフィールド・レーン」 / 「疑惑のチャンピオン」

引き続き映画の備忘録でございます。しばらくお付き合いくださいましね(^^ゞ


レヴェナント:蘇えりし者(2016年4月公開)

レヴェナント
レオナルド・ディカプリオと「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で第87回アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いたドラマ。主演のディカプリオとは「インセプション」でも共演したトム・ハーディが主人公の仇敵として出演し、音楽には坂本龍一も参加。撮影監督を「バードマン」に続きエマニュエル・ルベツキが務め、屋外の自然光のみでの撮影を敢行した。第88回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など同年度最多の12部門にノミネートされ、ディカプリオが主演男優賞を受賞して自身初のオスカー像を手にしたほか、イニャリトゥ監督が前年の「バードマン」に続いて2年連続の監督賞を、撮影のルベツキも3年連続となる撮影賞を受賞した。狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス。狩猟チームメンバーのジョン・フィッツジェラルドは、そんなグラスを足手まといだと置き去りにし、反抗したグラスの息子も殺してしまう。グラスは、フィッツジェラルドへの復讐心だけを糧に、厳しい大自然の中を生き延びていく。
映画.comより

いやー、もう凄まじいのなんのって、ディカプリオ他俳優陣の皆さんが良く撮影に耐えられたな、と感心しますよ。ディカプリオが熊に襲われるシーンなんて、熊がCGだどうだなんて演じている側には関係なさそう。もしワタクシがディカプリオだったら、普通に10か所くらい骨折して病院行きですよ。暖を取るために、仕留めた鹿の内臓を引きづり出し、まるで布団のように鹿の中に潜るシーンなんて、ありゃどうみてもCGじゃなくて実際にやっていますヒー! また、全編を通じてカット割りが少ない長尺のシーンが多く、まるで極寒の地にワタクシもいるようなもの凄い臨場感です。157分という長い映画ということも手伝って、観終わったらゲッソリ。観たのは良かったけど二度と観たくない映画っつーヤツでした(^_^;)


■10 クローバーフィールド・レーン(2016年6月公開)

10クローバーフィールドレーン
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の監督で、ハリウッドきってのヒットメーカーとして知られるJ・J・エイブラムスがプロデュースした謎のSFサスペンス。恋人と別れた女性ミシェルは車を運転中に事故に遭い、気を失う。気が付くと見知らぬシェルターの中で目を覚まし、そこには「君を救うためにここへ連れてきた」と話す見知らぬ男がおいた。男はシェルターの外の世界はすでに滅びたと主張し、ミシェルと男の奇妙な共同生活が始まるのだが……。ミシェル役は「ダイ・ハード」シリーズでジョン・マクレーンの娘ルーシー役を演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッド。監督はこれが初長編作となるダン・トラクテンバーグ。脚本に「セッション」のデイミアン・チャゼル、製作総指揮に「クローバーフィールド HAKAISHA」のマット・リーブスが参加。
映画.comより

何が何だか分からないまま、ハナシが進んでいきます。女性がどこだか分からないシェルターに監禁されてスタートしたからにはさぞかしR18的な展開になるのかと思いきや、男たちは別に手を出すワケでもないし、話していることは突拍子もないけど真実のような気がするし、そもそもあの「クローバーフィールド HAKAISHA」(詳しくはクリック)の続編なのか、関係が有るのか無いのかも分からないし。で、時々小さ目の出来事が起きて疑念が更に高まってきたと思いきや、一気に真実(っぽいこと)が明らかになり、それからクライマックスまで怒涛の展開を見せるあたり、なかなか見事でしたね。単純に面白かったです。最後まで「クローバーフィールド HAKAISHA」との関連性は分かりませんでしたけど。なんでこんな題名にしたんでしょ。因みに上記ポスターはネタバレになっていると物議を醸していましたね(-_-)


疑惑のチャンピオン(2016年7月公開)

疑惑のチャンピオン
長年にわたるドーピングにより、自転車競技界から永久追放を受けているロードレース選手ランス・アームストロングの栄光と転落の人生を映画化。イギリスのサンデー・タイムズ紙記者によるノンフィクションをベースに、「クィーン」のスティーブン・フリアーズ監督が描いた。25歳で発症したガンを克服後、「ツール・ド・フランス」で7年連続総合優勝の偉業を達成したランス・アームストロング。ガンで苦しむ多くの人々に勇気を与え、競技外ではガン患者を支援する慈善活動に尽力するアームストロングは、人々から賞賛を集める、まさにスーパーヒーローだった。しかし、1人のジャーナリストの追及により、アームストロングの衝撃の事実が次々と明らかとなる。アームストロング役に「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」「ザ・ブリザード」のベン・フォスター。
映画.comより

長年ランスに機材を提供していたTREKのロードバイクに乗っているワタクシとしては、そりゃ当然観に行くでしょう。とはいえドーピング事件の詳細は知らなかったので、連戦連勝しているとはいえ力の衰えを感じてきたランスがとうとう禁断の薬物に手を出す… みたいな展開だと思っていたら、全然違うじゃないですか。最近はこんなニュースも流れましたし(詳しくはクリック)、残念ながらなかなかドーピングと縁が切れないロードレース界において、仮に当時他チーム・他選手を出し抜くための当然の戦略であったとしたら、ランスの行動はモラルの問題とかと言った単純なモノじゃないということを痛感しました。映画としては、とっても楽しめましたよ(^^♪

 

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映画備忘録:「オデッセイ」 / 「X-ミッション」 / 「ルーム」

この駄ブログの更新をさぼっていた間の出来事は、備忘録としてなるべく記事にしたいと思っていたのですが、あーもー、ちっとも追いつきません。なので、映画についてはできるだけまとめて記事化していきます。ワタクシが観たということを後で思い出したいだけですんで、一口メモ的にね( ..)φ


オデッセイ(2016年2月公開)

オデッセイ
火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバルを緻密な科学描写とともに描いた、アンディ・ウィアーのベストセラー小説「火星の人」を映画化。極限状態の中でも人間性を失わず、地球帰還への希望をもって生き続ける主人公マーク・ワトニーをマット・デイモンが演じ、「エイリアン」「ブレードランナー」などSF映画の傑作を残してきた巨匠リドリー・スコットがメガホンをとった。火星での有人探査の最中、嵐に巻き込まれてしまったワトニー。仲間たちは緊急事態を脱するため、死亡したと推測されるワトニーを置いて探査船を発進させ、火星を去ってしまう。しかし、奇跡的に死を免れていたワトニーは、酸素は少なく、水も通信手段もなく、食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく。
映画.comより

マット・デイモン演じるマークの能天気ぶりがステキ。火星に取り残されるという、これ以上無いっつーくらい絶望的な状況だというのに実に楽天的というか、「お前は植木等か」と突っ込みを入れたくなるようなのほほん振りなんですもん。そうそう、人間やっぱ諦めないことが肝心なんですよね。そんなことを再認識しながら、最後まで楽しく観られた映画でした。ちょっと気になったのは、時間の経過とマークの体型の変化がリンクしていないことくらいですかね。それにしても、最後にはあの国が何かと映画に登場する時代になっちまったか(-_-;)


■X-ミッション(2016年2月公開)

x−ミッション
パトリック・スウェイジ&キアヌ・リーブス主演、キャスリン・ビグロー監督による1991年の名作アクション「ハートブルー」をリメイク。サーフィンやスノーボード、モトクロスなどを用いたエクストリームスポーツが多数登場し、トップアスリートたちの生身のスタントによって迫力のアクションシーンを創出している。元アスリートの若きFBI捜査官ジョニー・ユタは、エクストリームスポーツのカリスマ、ボーディが率いる超一流アスリート集団への潜入捜査という指令を受ける。ボーディ一味には、そのスキルを駆使した前代未聞の犯罪を実行している疑いがあった。命がけで潜入に成功したユタは、ボーディが犯罪の首謀者なのか、その証拠をつかむために捜査を続けるが、命知らずなアスリートたちと行動を共にするうち、ユタとボーディとの間にも信頼と友情が芽生え始める。
映画.comより

ウンチョスみたいな映画だったんですけど。この映画はCGを一切使わない、全てスタントマンが実際にそれらを行って撮影したってのが売り。でもね、これほどまでにCGが進化してしまい実写さながらになってしまうと、それが実際の命がけのスタントなのかPCでこしらえたCGなのかなんて、最早どうでも良いじゃないですか。人間が生身で演じていることを強調したいなら、ワケ分からんストーリーを無理矢理かませるんじゃなくてドキュメンタリータッチにした方が、よっぽど楽しめたんじゃないですかねぇ。あんなに頑張ったスタントマン達が気の毒です。因みに各国でチームを組んで撮影を頑張ったからなんでしょうね、エンドロールはワタクシ史上最長でした(>_<)


■ルーム(2016年4月公開)

ルーム
アイルランド出身の作家エマ・ドナヒューのベストセラー小説「部屋」を映画化。監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、長らく断絶されていた外界へと脱出し、社会へ適応していく過程で生じる葛藤や苦悩を描いたドラマ。第88回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、息子とともに生きようとする母を熱演した「ショート・ターム」のブリー・ラーソンが、主演女優賞を初ノミネートで受賞した。監督は「FRANK フランク」のレニー・アブラハムソン。7年前から施錠された部屋に監禁されているジョイと、彼女がそこで出産し、外の世界を知らずに育った5歳の息子ジャック。部屋しか知らない息子に外の世界を教えるため、自らの奪われた人生を取り戻すため、ジョイは全てをかけて脱出するが……。
映画.comより

んもー、感動的な映画でした。仲睦まじい母子のシーンから徐々に浮かび上がってくる違和感や、少しずつ判明してくる二人が置かれている状況に驚愕しながら観ていると、やがて始まる脱出劇にほっと一息。でもこの映画は真骨頂は、何とか脱出に成功して、さぁこれからは二人にとってハッピーな暮らしが待っているはず… と思ったその先なんですよね。人間ってそんなに単純なものじゃないんだな、ということを改めて認識しました。これは観て良かった! ジャックが脱出に成功し、走るトラックの荷台で横たわりながら生まれて初めて見る空を見つめるシーンの表情が、脳裏に焼き付いております(@_@;)

 

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逃れることのできない選択の重さに絶句 映画『沈黙』

映画のハナシばっかりで恐縮です。『沈黙』を観てきました。ご存知、遠藤周作の「沈黙」をマーティン・スコセッシ監督が28年の歳月を経て映画化したもの。


遠藤周作の「沈黙」と言えば、それまでお気軽な小説ばかり読んでいた高校生のワタクシが、初めてがらがらぴっしゃーんと電撃に撃たれた小説です。特にクライマックスでは、衝撃のあまりカラダがわなわなと震えたことを覚えています。小説内では目を背けたいような場面も多かったので、チキンハートなワタクシとしてはこの映画を観るかどうかちょっとだけ躊躇があったのですが、まぁPG12指定くらいなら大丈夫でしょう。

沈黙 1
沈黙
解説:
遠藤周作の小説「沈黙」を、「ディパーテッド」「タクシードライバー」の巨匠マーティン・スコセッシが映画化したヒューマンドラマ。キリシタンの弾圧が行われていた江戸初期の日本に渡ってきたポルトガル人宣教師の目を通し、人間にとって大切なものか、人間の弱さとは何かを描き出した。17世紀、キリスト教が禁じられた日本で棄教したとされる師の真相を確かめるため、日本を目指す若き宣教師のロドリゴとガルペ。2人は旅の途上のマカオで出会ったキチジローという日本人を案内役に、やがて長崎へとたどり着き、厳しい弾圧を受けながら自らの信仰心と向き合っていく。スコセッシが1988年に原作を読んで以来、28年をかけて映画化にこぎつけた念願の企画で、主人公ロドリゴ役を「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが演じた。そのほか「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のアダム・ドライバーらが共演。キチジロー役の窪塚洋介をはじめ、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシといった日本人キャストが出演する。
映画.comより


162分という上映時間中、呼吸をすることも忘れたかのように画面を凝視していました…


宗教の自由が当たり前のように約束されている現代の日本。しかし、ようやく明治時代に宗教の自由が認められるまでは、このような弾圧が当たり前のように行われていたことの衝撃が、映像を通じて容赦なく襲ってきます。自ら信じるものを許されず、“転ばされる”ために拷問を受けることの不条理さ。信仰が強ければ強いほど、招く苦痛への恐怖。他人の命運を自分が選択しなければならない残酷さ。そして、いつまでも沈黙を続ける神への疑問の吐露。まるで、観客である我々がその場面に居合わせたらどうするのか、映画を通じてそれを問い続けられているようでもありました。

沈黙 2
また、個人的にもショッキングなことが。小説を読んだときにはすっかり忘れていたのですが、映画の舞台のひとつに長崎の五島列島が登場します。以前この駄ブログで記載したことがあるように、五島は実はワタクシの祖父の出身地でして。つまりワタクシ自身のルーツが五島にあるのです。

沈黙 5
ワタクシは父親を昨年亡くしたのですが、亡くなる2年前に父と二人で五島を旅行したんですよね。五島の至る所に隠れキリシタンの痕跡があったのを、まるで昨日のことのように思い出します。山間を縫った先にあるまさしく地の果てのような場所に佇む教会を訪ねては、昔を想って思いを馳せていました。しかし、違っていた。実際に隠れキリシタン達がどのような苦労をしながら必死にキリスト教を信仰しながら生活していたか、それによってどんな不当な弾圧を加えられていたのか、まったく想像が追いついていなかったことを知って愕然としました。よもやワタクシのご先祖、近縁の方、友達や知り合いなどがこのような目に合っていたのかもしれないと考えると、胸をかきむしりたくなります。

沈黙 3
しっかし、さすがは巨匠マーティン・スコセッシ。外国人が描くヘンチクリンな日本など微塵も感じることなく、ワタクシが人生で最初に感動した小説を、まったく文句ない出来栄えで映画化してくれました。俳優陣も素晴らしい。特にキチジロー演じる窪塚洋介が、人間のなかに潜む、誰もが持っている弱さをきっちり演じきって好印象。イッセー尾形のやや大げさにも見える演技は、外国の方々が日本人に対して抱く一種の不気味さを引き立たせているでしょう。塚元晋也が演じたモキチの海中での拷問シーンは、神々しさすら感じさせました。主人公ロドリゴと同僚のガルペを演じたアンドリュー・ガーフィールドとアダム・ドライバーも、若い宣教師としての崇高な想いとちょっとの矛盾を、重厚感をもって表現していましたね。

沈黙 4
まぁ、さすがに鑑賞後は気分がたいそう重かったんですけど…。後で呑みまくっちゃったじゃないですか。これからしばらくは夢に出てきてうなされるコト間違いなしですよ。そういう映画は『シンドラーのリスト』以来かも。そういや『シンドラーのリスト』において主人公オスカー・シンドラーを演じたのは、この映画でフェレイラを演じたリーアム・ニーソンでした。

 

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